小さなお道具が、子供たちの心をくすぐります。
コンパクトでも、伝統の様式美を備えた、本格的なお雛様です。
にっこりと優しい笑顔のちりめん雛に、本格的なお道具が付きました。
上段には「三宝」、下段には「お膳」、「菱餅」、「高杯」。
子供の頃に、母に注意されながらもお道具でおままごとしたことを思い出します。
菱餅の緑は草萌える大地を、白は雪の純白を、ピンクは桃の花を表しており、
三月の早春の景色を象徴しています。
菱餅のヨモギは、古来より厄を払う薬草で造血作用があり、
桃は古代中国では魔除けの力があるとされ、
皮膚病の薬としても珍重されていました。
また菱餅の赤は、くちなしで染められていて解毒作用があったそうです。
いずれも汚れを払う薬草ですから、縁起がよく生命力があり、
女の子の健やかな成長を願うひな祭りにふさわしいものですね。
また、障壁画のような豪華な屏風も、全体の印象をいっそう華やかにしています。
大切なお子様やお孫様の健やかな成長を願い、贈っていただきたい、
京都の職人さん手作りのお品です。
【お細工物について】
ちりめんの端切れを使った様々な物を「お細工物」といいます。
古くは大奥から始まり、押し絵や摘み細工、切嵌(きりばめ)、木目込(きめこみ)、
裁縫などその手法は様々です。
少し前までは、どの家庭でも少なからず行われていました。
人形細工もその一つですが、小さな布も大切に、「もったいない」と生かす日本人の知恵ですね。
こちらで紹介するお飾りも、すべて手作りのため、描き絵の表情や友禅柄の出具合などに
違いがございます。
商品画像はできるだけ実商品に近い色に合わせておりますが、ご覧になるディスプレイのモニターの
環境により、実際の色と多少異なる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
今では自分でつくるのはなかなか大変ですが、京都で一つひとつ手作りされた細工物のぬくもりを、
ぜひ身近に置いて「ほっこり」癒されてください。