薄紫に染められた麻生地に、色とりどりの額紫陽花が
美しく描かれた手染めの細タペストリーです。
薄紫や水色で繊細に描かれた額紫陽花は、清麗でシックな女性のような美しさです。
紫陽花の名は、もとは「藍色の花が集まって咲く」という意味の
「集真藍(あずさあい)」が変化したといわれています。
そのため、藍が愛に通じ「愛が集まりますように・・・」と
寵愛への願いが込められ、良縁祈願に役立つとされます。
紫陽花の漢字は、中国の別の花のことを勘違いして
同じ花として文字をあてたことからだとか。
どちらも色の名前が入った美しい名で、アジサイを愛でる心がうかがえますね。
日に日に暑さを感しる時期、雨に濡れた紫陽花の美しさは
どこか大人の女性を感じさせる落ち着きと癒しを与えてくれそう・・・
そんな夏のタペストリーです。