月夜に浮かぶ、満開に咲き誇る桜。
檳榔子(びんろうじ)色に染められた麻生地に、朧月に浮かび上がるように描かれた桜が美しく荘厳な印象のタペストリーです。
檳榔子とはヤシの一種で、その実を使って染めた黒を「檳榔子色」や「檳榔子染」といいます。
天平勝宝8年(756)には既に輸入されていたそうですから、奈良の大仏様が出来たころからの
色名ということになります。
きわめて気品のある色名とされ、黒の褒め言葉としての表現として使われました。
■ サイズ 約10センチ×約170センチ
■ 素材 生地・・・ 麻100% 木部・・・ 松
■ 原産国 中国