色鮮やかに咲く朝顔が手描きで描かれたタペストリー。
上部の空色のグラデーションが、夏の早朝の澄んだ青空のようで、
手描きならではの力強く繊細な朝顔を引き立てます。
早朝に漏斗型の花を咲かせ、昼には萎んでしまう朝顔。
ですが、昼からは空に向かってグングンとツルを伸ばし、新たな蕾が膨らみます。
千利休が好んだ花としても知られ、床の間や茶室に飾る方も多いタペストリーの一つ。
やはり夏の早朝に咲く露草の様な「露草色」と、
花色(藍染めの明るい色)に少しだけ紅色を混ぜたような青紫色の
艶やかな朝顔は、手描きならではの大胆な美しさです。
また朝顔は「朝の美人の顔」にその名を由来する、といわれます。
そのため「美人祈願」のご利益があるそうです。
そして、早朝に花を咲かせ昼には萎んでしまうことから、
早起きしないと見れない花ということで「遅刻防止」の願いも込められるとか。
とにもかくにも、目にもすゞやかな夏の風物詩を、
お部屋で気軽に楽しめる素敵なタペストリーです。