まあるいお顔が愛らしい、お内裏様とお雛様。
桜のふっくらお敷に、ちょこんと座っている二人の前には、これまた福々しい三人官女が揃っています。
コンパクトなサイズですが、ぼんぼりや桜橘などの小物にも京都の職人さんの
こだわりが感じられる人気商品です。
こちらは「桜」にこだわった、ちりめん細工の雛飾りです。
一番の特徴は、ちりめんの風合いを活かしたふっくらとした桜の座布団です。
アンデルセンの「おやゆび姫」をつい連想してしまるような、麗らかさを感じさせます。
また、お雛様とお内裏様、三人官女もみな衣装は「桜柄」です。
ぼんぼりにも桜のモチーフがほどこされて、まさに「桜尽くし」の雛飾りと言えるでしょう。
現代では桜が日本を代表する花であり、「花見」といえば桜でしょう!と思われますが、
奈良時代までは花見といえば「梅の花」でした。
中国の影響が薄れ、「和様」といわれる日本独自の美意識の生まれた平安時代に、
貴族たちが日本在来の「桜」を愛でるようになったのです。
桜の優美さや趣きを認識するようになり、
花といえば桜を意味するほどに日本の代表的な花になりました。
ラクビーのワールドカップの日本代表の「桜の戦士」という愛称が話題となりましたが、
桜は古来より男性にも好まれた柄です
平安時代から、武士の鎧の威(おどし)といわれる部分に桜の柄を染めた革が
多く使われているのですから、少し驚きですね。
コンパクトサイズですが、5人揃いの充実の内容とこだわりの細工が大変好評です。
リビングの小さなスペースにも飾り映えのする人気のひな飾りです。
ちりめんの優しい風合いと、人形たちのにこやかな表情をぜひお試しください。