日本の装飾美の集大成ともいわれる、着物の帯を額装した
とうびオリジナルの「おびの絵」が誕生しました。
こちらは、青々とした楓が流水に流れる様子をモダンに表現した一枚。
地色は錫から作る鉛白のような、光を感じる白。
そこに瑞々しい緑色で楓の葉が連なっています。
この緑は、常磐色や千歳緑といわれる
杉や松などの葉の色にちなんだ色。
一年中枯れない、長寿を象徴する縁起の良い色なのです。
また、楓はカエルの手から転じた名称で、鶏冠木ともいいます。
立身出世に通じる文様として武家に愛されたそうです。
在原業平の
「千早ぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれないに 水くくるとは」 は秋の紅葉を。
こちらは初夏の竜田川の清々しい風景でしょうか。
こだわりの額装は、あえて“いかにも日本風”にしないこと。
アンティークな風合いの味わいのあるイエローゴールドとホワイトゴールドを
合わせ、現代のインテリアに合わせやすく、程よいアクセントになる
一枚に仕上げました。
それというのも、この「おびの絵」の誕生のきっかけは外国人の知人に頼まれ
作成した所大好評で、口コミで度々ご注文頂くようになったことにあります。
日本にお住まいの方で、マンションのリビングにリトグラフや写真などと「和」に
こだわらず素敵にコーディネートされておりましたよ。
マンションのモデルルーム用にご注文頂き、和モダンなイメージのお部屋に
数枚組み合わせたこともあり、素晴らしくお部屋を彩っておりました!
一枚の帯から1枚から3枚しか創れない、「おびの絵」は切り取る部分により
表情を変え、ふたつと同じ物の無い一品ものです。
日本の伝統美を気軽にお楽しみいただけるアートとして、
ぜひともお好きな一枚をお探しくださいませ。