日本の装飾美の集大成ともいわれる、着物の帯を額装した
とうびオリジナルの「おびの絵」が誕生しました。
こちらは、重厚な刺繍が美しい宝相華文様の一枚。
地色の黒に金の箔が引き立ちます。
朱色の花は厚みのある刺繍で表現され、
立体感を感じる暈繝彩色のようにグラデーションに描かれています。
暈繝とは古くから日本に伝わった彩色です。
寺院の柱や仏画にも、目にすることが多いですね。
文様は宝相華と七宝繋ぎ文様を組み合わせた、華七宝文様。
円が無限に繋がる七宝文様は「円満」につながることから、
商売繁盛、家庭円満の縁起の良い文様です。
宝相華は極楽や天国に咲いている想像上の華。
極楽浄土への願いを込めた文様です。
こだわりの額装は、あえて“いかにも日本風”にしないこと。
アンティークな風合いの味わいのあるイエローゴールドとホワイトゴールドを
合わせ、現代のインテリアに合わせやすく、程よいアクセントになる
一枚に仕上げました。
それというのも、この「おびの絵」の誕生のきっかけは外国人の知人に頼まれ
作成した所大好評で、口コミで度々ご注文頂くようになったことにあります。
日本にお住まいの方で、マンションのリビングにリトグラフや写真などと「和」に
こだわらず素敵にコーディネートされておりましたよ。
マンションのモデルルーム用にご注文頂き、和モダンなイメージのお部屋に
数枚組み合わせたこともあり、素晴らしくお部屋を彩っておりました!
一枚の帯から1枚から3枚しか創れない、「おびの絵」は切り取る部分により
表情を変え、ふたつと同じ物の無い一品ものです。
日本の伝統美を気軽にお楽しみいただけるアートとして、
ぜひともお好きな一枚をお探しくださいませ。