今日はクリスマス

2016/05/31


今日はクリスマス。

この日を境に、西洋文化から日本文化へとまるで瞬間移動のように
景色と心持ちを変える、我が国日本です。
 
色彩を見比べると、面白い事に配色は似ていますね。

ベースカラーは濃い緑、アソートカラーは鮮やかな赤、
アクセントカラーは金や銀。

クリスマスツリーと門松だけを比べてみても、
驚くほど色彩配分までがそっくり!



              

モミの木は松の一種ですから、ともに常緑の植物にもっとも鮮やかに際立つ補色の「赤」との組み合わせはとても美しいですね。
 
「赤」は生命力の象徴、そして寒い冬に火を連想させる暖かい色、人々を興奮させる色、そして魔除けの色でもあります。
 
門松に用いられる南天は「難を転ず」につながるだけではなく、古代より赤が邪気を払うとされていたためで、家の玄関に植えられるのも同じ理由です。
 
また、常緑樹の緑は長寿の象徴の色。

西洋では「エバーグリーン」。

日本の伝統色では松葉のような濃い緑を「常磐色(ときわいろ)」。

老竹のようなくすんだ深緑を「千歳緑(せんさいみどり・ちとせみどり)」。

これらは、常に変わらぬ生命力をもった、延命長寿を願う縁起の良い色名です。

長寿のお祝いや、お見舞い、快気祝いなどに、思いを伝え託すのにふさわしい色といえるでしょう。
 
今年も残りわずか。

お正月準備に当店の「干支飾り」「お正月飾り」もぜひ覗いてみてください。