京都の西陣で織られた「つづれ織り」の金封ふくさです。
素材の特徴である上品な光沢と伝統的な色が、厳かな「気持ち」を伝えます。
弔事を中心にお使いいただける、花菱の丸紋が織り込まれた定番人気のお品です。
「鈍色(にびいろ)」とは、平安時代から日本において喪に服すときの色。
源氏物語にもたびたび登場する色ですね。
現代では、単にグレーと表現することが多いですが、江戸時代にはお洒落で粋な色として
大流行した「鼠色」です。
同系の色をさす「灰色」もありますが、火事が一番の心配事だった江戸の人々は、
一年中同居している小動物を、大黒様の使いとして好んだそうです。
ふくさ は日常使いではなく、人生の節目に慶びをあらわしたり、礼を伝えるための物ですので、
きちんと準備しておくと安心です。
箱付きですので、ご進物の際は安心、また使い終わった後の収納にも大変便利です。
ご自分用としてはもちろん、「卒業祝い」、「成人祝い」、「就職祝い」、「結婚祝い」などに特に好評です。
■ サイズ 各 約20.5センチ×約12センチ
(箱サイズ 縦21センチ×横13センチ)
■ 素材 (表) ポリエステル100% (裏)レーヨン100%
■ 原産国 日本
【つづれ織りとは】
綴織(つづれおり)とは、多くの種類の緯糸を用いて、花鳥や風景などの絵画な文様を織り出す技法、またはその織物のことです。
経糸の下に実物大の下絵を置き、杼(ひ)に通した緯糸(ぬきいと)で経糸を綴りわけ文様を表す伝統的な技法。
多彩で複雑な絵文様を自在に表現できることができる、装飾性豊かな技法として知られます。
我が国では,奈良時代に中国から伝来した綴織の遺品が法隆寺等に現存し,その技術も同時に伝えられましたが、
一般に流通したのは江戸時代後期の西陣においてでした。
模様部分が前後するのが特徴で、フランスのゴブラン織なども有名です。
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