秋を感じさせる黄橡(きつるばみ)に染められた麻生地に、
白いホトトギスの花が丁寧に手描きされた、趣のある本格のれんです。
里山の日陰にたたずむように咲いているホトトギスの花。
名の由来は、花被片にある斑点をホトトギスの胸にある模様に見立てたものだとか。
麻生地は、太めの麻糸でしっかり織られていて、
黄褐色の「黄橡」の素朴な美しさによく合っています。
橡(つるばみ)とはドングリのことで、古代より染色に使われることが多くかったようです。
紅や紫など鮮やかで華やかな色は貴族など特権階級の人々のみが手にできた色。
庶民のほとんどは木の実や木の皮で染めた、茶褐色の色の服を着ていたそうですが、
自然の豊かさを感じる美しい色だと感じます。
ホトトギスの白い花に、特徴である赤紫の斑点が丁寧に手描きされ、
葉の萌葱色とお互いが引き立て合った、味わい深いのれんです。
■ サイズ 約88センチ×約150センチ
■ 素材 生地・・・ 麻100%
■ 原産国 中国
【商品の特徴】
※商品画像はできるだけ実商品に近い色に合わせておりますが、ご覧になるディスプレイのモニターの環境により、実際の色と多少異なる場合がございます。また、1点1点手仕事によって作られた商品のため、気温や湿度などにより染上がりの色が写真と若干異なる場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
※商品に使用している生地は天然手紬ぎの麻生地になります。そのため、生地の幅に多少ムラがある場合や、生地に黒っぽい線が入っている場合がございます。天然素材のもつ味わいのある風合いですのでご理解の上、ご購入くださいますようお願します。